8月は「肥満が気になる方向けの食事」をテーマに開催しました!

 肥満とは、体に体脂肪が蓄積された状態のことをいい、内臓脂肪型肥満皮下脂肪型肥満の2つのタイプがあります。

  • 内臓脂肪型肥満:内臓周辺に脂肪がつき、お腹周りが出る。男性や更年期以降の女性に多い。
  • 皮下脂肪型肥満:皮膚の下に集中して脂肪がつき、お尻・下腹部・太股がふっくらしている。女性に多い。

 肥満は、消費するエネルギー量よりも摂取するエネルギー量が多い状態が継続すること、つまり、運動不足食べすぎが主な原因です。肥満、特に内臓脂肪型肥満は、高血圧、脂質異常症、高血糖(糖尿病)などの生活習慣病を招きやすく、動脈硬化を進行させるメタボリックシンドロームの要因になります。そのため、肥満を予防したり、放置せずに改善することが大切です。

ご自分の適正体重とBMIを計算してみましょう
  • ​適正体重=身長(m)×身長(m)×22
  • BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

 目標とするBMIは、18.5~24.9であり、18.5未満でやせ25以上で肥満となります。生活習慣病予防にはこの範囲内を維持することが望ましく、BMI 22の値が最も病気にかかりにくいとされています。月に一度は計算して、ご自分のBMIをチェックしましょう。

肥満を予防・改善する食事のポイント
  1. 適切なエネルギー量を摂取し、食べすぎに気をつける
  2. 主食・主菜・副菜をそろえ、栄養バランスの良い食事を摂る
  3. 1日3食規則正しく食べる
  4. ゆっくりよく噛んで食べる
  5. テレビやスマホを見ながら食べるなどの「ながら食べ」はやめる
  6. 間食は頻度を決め、毎日食べるのではなく時々のご褒美程度にし、3食の食事のみを目標とする
  7. 油脂を使った調味料や肉の脂身などを控えめにし、脂質の摂りすぎに気をつける
  8. アルコールの摂りすぎやつまみの食べすぎに気をつける
  9. 運動習慣を身につけたり、体を動かすことを意識して生活する(例:階段を積極的に使う、家事をする際は大きめに体を動かす、なるべく遠回りをして歩く距離を増やす など)

    

★8月メニュー★

 

  • しらたきごはん
  • たらとじゃがいものトマト煮
  • きのこのオイスターソース炒め
  • サニーレタスの胡麻サラダ
  • 桃の塩レモンマリネ

 材料や作り方はこちらをご覧ください。

 令和7年8月 栄養教室メニュー .pdf [ 393 KB pdfファイル]