予防接種は受けた人のその病気に対する抵抗力(免疫)がつくられ、感染症の発症あるいは重症化を予防することができます。
また、多くの人が予防接種を受けることで免疫を獲得していると、集団の中に感染患者が出ても流行を阻止することができる「集団免疫効果」が発揮されます。さらに、ワクチンを接種することができない人を守ることにもつながります。

※定期予防接種には、接種年齢が決められておりますので、計画的に接種しましょう。
 母子健康手帳を確認し、受けていない予防接種がある場合は、早めに接種しましょう。
 (接種可能な予防接種で予診票がない場合は、再発行します。)   

定期予防接種ワクチンの種類

B型肝炎
ロタウイルス
小児用肺炎球菌
種混合(DPT-IPV-Hib) [ジフテリア・破傷風・百日せき・不活化ポリオ・ヒブ]
二種混合(DT) [ジフテリア・破傷風]
BCG
MR(麻しん・風しん混合)
水痘(みずぼうそう)
日本脳炎
子宮頸がん
RSウイルス
 B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気で、一過性の感染で終わる場合と、感染が持続してキャリアとなる場合があります。キャリアになると慢性肝炎を発症し、一部では肝硬変や肝臓がんなどの重い病気につながることがあります。B型肝炎ワクチンを接種すると、体内にウイルスへの免疫ができ、一過性の肝炎だけでなくキャリア化や周囲への感染も予防できます。そのため、生後2か月から接種を開始することが推奨されています。

□対象者:1歳未満 

□標準的な接種年齢・回数・間隔

標準的な接種年齢

回数

間隔

生後2~9ヶ月

3回

2回目の接種は、1回目の接種から27日以上の間隔をおくこと

3回目の接種は、1回目の接種から139日(20週)以上の間隔をおくこと

 ロタウイルス

ロタウイルスによる急性胃腸炎は乳幼児に多くみられる病気で、水のような下痢、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛などの症状を引き起こします。5歳までにほぼすべての子どもが感染するとされ、重症化して脱水症状が進むと入院が必要になることもあります。ロタウイルスワクチンには1価(ロタリックス)と5価(ロタテック)の2種類があり、接種することでロタウイルス胃腸炎による入院を約70~90%減らすことができます。このワクチンは、生後2か月から接種を開始します。

□対象者:1価:生後6週~生後24週  5価:生後6週~生後32週

□標準的な接種年齢・回数・間隔

種類 標準的な接種年齢 回数 間隔
1価 2ヶ月~14週6日に接種開始 2回 27日以上の間隔で2回接種
5価 2ヶ月~14週6日に接種開始 3回 27日以上の間隔で3回接種

 注)1価と5価は対象者や接種回数が異なります。

 小児肺炎球菌

肺炎球菌は多くの子どもの鼻やのどに存在する細菌で、体の抵抗力が弱まると肺炎や細菌性髄膜炎、菌血症などの重い病気を引き起こすことがあります。小児用肺炎球菌ワクチンは、子どもに重い病気を起こしやすい13種類の肺炎球菌の感染を予防するワクチンで、接種することで体内に肺炎球菌への免疫ができます。このワクチンは、生後2か月から接種を開始します。

□対象者:生後2ヶ月~5歳未満

□標準的な接種年齢・回数・間隔

標準的な接種年齢

回数 間隔
生後2~7ヶ月未満 初回接種3回 27日以上の間隔をおいて続けて接種
生後12~15ヶ月 追加接種1回 初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、1歳以降に接種

注)接種回数は、接種開始月齢により異なります。また、接種スケジュールが守られなかった場合、接種回数が変更となります。

※初回接種開始月齢が、7~12ヶ月未満は、初回接種2回、追加接種1回の接種で終了

※初回接種開始月齢が、12~24ヶ月未満は、60日以上の間隔で2回の接種で終了

※初回接種開始月齢が、24ヶ月以上は、1回の接種で終了

 五種混合(DPT-IPV-Hib)

ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ(急性灰白随炎)・Hib(ヒブ)の5種類の病気をひとつのワクチン(五種混合ワクチン)で行う予防接種です。

ジフテリア…口や喉に細菌がついて高熱、のどの痛みなどの症状で始まり、体中に広がると命に関わることもある病気です。

百日せき…せきが長く続くことが特徴の病気ですが、小さいお子さんがかかると命にかかわることもあります。

破傷風…土の中にいる菌が傷口から入って始まり、病気が進むと体中の筋肉がかたくなってしまいます。重くなると息ができなくなり、命にかかわることもあります。

ポリオ…便を通じて感染する病気で、手や足が動かせなくなり、場合によっては一生続くことがあります。

Hib(ヒブ)…感染すると肺炎、細菌性髄膜炎、菌血症、喉頭蓋炎などになってしまいます。

五種混合ワクチンを接種することで、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)、Hib(ヒブ)に対する抵抗力(免疫)がつきます。これらは感染しやすい病気であり、ワクチンによって免疫をつけることで、感染や重症化を防ぐだけでなく、破傷風を除いて周囲への感染拡大を防ぐことにもつながります。このワクチンは、生後2か月から接種を開始します。

□対象者:2ヶ月~7歳6ヶ月未満

□標準的な接種年齢・回数・間隔

標準的な接種年齢

回数

間隔

生後2ヶ月~7ヶ月まで 1期初回接種3回 20日以上の間隔を続けて接種

1期初回接種(3回)終了後、

1歳~1歳8ヶ月まで

1期追加接種1回

1期疎開接種(3回)終了後、

6ヶ月以上の間隔をおくこと

注)接種開始時のワクチンで最後まで接種をしてください。

 二種混合

ジフテリア・破傷風の2種類の病気の予防接種です。乳幼児期の受けている四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)または五種混合予防接種でつけた免疫に対して追加で接種するものであり、より確実な免疫獲得のために行う予防接種です。

□対象者:11歳~13歳未満

□標準的な接種年齢・回数

標準的な接種年齢 回数
小学校6年生 1回

注)四種混合または五種混合を接種してからの追加接種となりますので、確実に免疫をつけるためには、決められたとおりに接種を受けることが大切です。

 BCG

BCGワクチンは、抵抗力(免疫)の弱い赤ちゃんが結核を発症したり、重い結核になることを防ぐためのワクチンです。接種することで体内に結核菌への抵抗力(免疫)がつきます。接種は二の腕の外側中央付近に2か所、スタンプを押すような方法で行います。このワクチンは、1歳になるまでに接種します。

□対象者:1歳未満

□標準的な接種年齢・回数

標準的な接種年齢 回数
生後5~8ヶ月 1回

注)接種前に家族など身近な人からうつった可能性がある場合は、感染していないことが確認された場合にのみ接種ができます。

 MR(麻しん風しん混合)

麻しん(M)・風しん(R)は、それぞれのウイルスを口や鼻などから吸い込むことで感染する病気で、うつりやすく、一人がかかると家族や周囲に広がることもあります。麻しんでは、発熱やせき、鼻水、湿疹などの症状が現れ、重症化すると命に関わることもあります。風しんでは発熱や湿疹などの症状がみられます。MRワクチンを接種することで、麻しん・風しんに対する抵抗力(免疫)がつき、このワクチンは1歳になってからと小学校入学前の1年間に接種します。

□対象者:【第1期】生後12~24ヶ月  【第2期】5~7歳未満

□標準的な接種年齢・回数

標準的な接種年齢 回数
【第1期】1歳~1歳3ヶ月 1回
【第2期】小学校入学前の1年間 1回

注)妊娠中に麻しんにかかると、流産や早産などの問題をおこすことがあります。

注)妊娠中に風しんにかかると、赤ちゃんに感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなど「先天性風しん症候群」にかかってしまうことがあります。

 水痘(みずぼうそう)

水痘は、ウイルスに触れたり、口や鼻から吸い込んだりすることで感染する病気で、うつりやすく、一人がかかると家族や周囲に広がることもあります。水痘にかかると発熱や水疱などの症状が現れ、重症化すると命に関わることもあります。水痘ワクチンを接種することで体内に水痘への抵抗力(免疫)ができ、1回の接種でも重症化をほとんど防ぐことができ、2回接種することで感染そのものもほとんど防ぐことができるとされています。このワクチンは1歳から接種を開始します。

□対象者:生後12~36ヶ月未満

□標準的な接種年齢・回数・間隔

標準的な接種年齢 回数 間隔
【1回目】12~15ヶ月 1回

1回目接種終了後、必ず、

3ヶ月以上の間隔をおくこと

【2回目】1回目の接種終了後、6~12ヶ月 1回
 日本脳炎

日本脳炎は、蚊によって運ばれるウイルスが原因の病気です。多くの場合は症状が出ませんが、まれに脳炎を発症することがあり、けいれんなどの重い症状が現れ、2~4割の人が亡くなることもあるとされています。日本脳炎ワクチンを接種することで体内に日本脳炎への抵抗力(免疫)ができ、このワクチンは一般的に3歳から接種を開始します。

□対象者:【第1期】生後6ヶ月~7歳6ヶ月未満

     【第2期】9歳~13歳未満

□標準的な接種年齢・回数・間隔

標準的な接種年齢 回数 間隔
【第1期初回】3~4歳未満 2回 6~28日までの間隔で続けて接種
【第1期追加】4~5歳未満 1回

第1期初回接種(2回)終了後、6ヶ月以上、

標準的には、おおむね1年の間隔をおくこと

【第2期】9~10歳未満 1回 第1期追加接種後、おおむね5年以上の間隔をおくこと
 子宮頸がん(HPV)

 HPVについてはこちら

 RSウイルス

RSウイルスは小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、2歳までにほぼ全ての乳幼児が少なくとも1度は感染するとされています。感染すると発熱や鼻水、咳などの症状が出現し、初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し重症化することがあります。さらに2010年代には、年間12万~18万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、そのうち3万~5万人が入院を要したとされています。

□対象者:妊娠28週0日 から 36週6日 までの妊婦の方

□回数:1回

◎ワクチンの接種間隔について

 注射生ワクチンから次の注射生ワクチンの接種を受けるまでは27日以上の間隔をあけてください。
 ただし、同じ種類のワクチンの接種を複数回受ける場合は、ワクチンごとに決められた間隔を守って接種してください。
 また、発熱や接種部位の腫脹(はれ)がないこと、体調が良いことを確認し、かかりつけ医に相談の上、接種を受けるようにしてください。
   ※ワクチン間隔(厚生労働省) [1204KB pdfファイル] 
 

接種料金について

 無料 

※県外(里帰り出産等)で予防接種をする場合

 □希望する医療機関が委託契約ができる場合(無料で接種できるため、手続きは必要ありません)
 → 事前にご連絡ください。委託契約終了後、六ヶ所村が発行した予診票で接種してください。
  ※手続き等は必要ありません。

 □希望する医療機関が委託契約ができない場合(償還払いの申請が必要になります)
  ※償還払いとは、医療機関に接種料金を支払います。後日、申請手続きを行い、接種料金の助成を受けるものです。

 【償還払いの申請方法】
  ※こども支援課(こども家庭センター室)の窓口で、手続きが必要となります。

 【申請に必要なもの】
  ◇六ヶ所村予防接種費助成申請書兼請求書(様式 )
  ◇予防接種予診票またはその写し  
  ◇接種した医療機関が発行した接種費用に係る領収書・明細書
  ◇母子健康手帳(予防接種記録等)
  ◇振込口座の確認ができる通帳
  ◇印鑑 

委託医療機関等

詳細は、個別通知と定期予防接種委託医療機関一覧表をご覧ください。

委託医療機関一覧 (令和8年度時点)

接種方法

村から交付された指定の予診票をお持ちの上、委託医療機関にて接種してください。

※里帰り等で、委託医療機関での接種ができない場合は、事前にご連絡をください。ご相談に応じて随時対応します。

接種時の持ち物

◇六ヶ所村から発行された予診票
◇母子健康手帳

その他

母子健康手帳で接種歴を確認の上、未接種の予防接種がある場合は、一度、こども支援課(こども家庭センター室)にご連絡ください。
(接種可能な予防接種で予診票がない場合は、再発行します。)

転入の方で、未接種の予防接種がある場合は、母子健康手帳をお持ちの上、こども支援課(こども家庭センター室)へお越しください。転入前の居住地で発行された予診票がある場合、六ヶ所村で発行する予診票と差し替えます。また、無い方は、確認の上、予診票を発行します。