放射線安全研究 原子燃料サイクル施設の安全性は、周辺住民への放射線影響の有無に関係しています。

 環境科学技術研究所は、再処理工場から排出される放射性物質の環境中での動きやその放射線の生物影響について、青森県からの委託により調査研究しています。そのために次の実験施設が、2ヶ所に分かれて設置されています。

 本所には、放射性物質の環境中での動きに関して実験するため、全天候型人工気象実験施設と閉鎖型生態系実験施設があります。また、マウスに放射線を当てその仔や孫への影響を調べる低線量生物影響実験施設があります。

 先端分子生物科学研究センターには、マウスに放射線を当てる設備や遺伝子を解析する装置などがあり、影響が生じる仕組みを調べて人への低線量率放射線の影響を推定することを目指しています。

 

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